学会発表・研究発表で聴衆を惹きつけるプレゼンのコツ
プレゼンは聞いて貰わないと始まらない
プレゼンでは緊張からか普段はしないような失敗をしてしまいがちです。プレゼンを聞いて貰うには聞き手への配慮も必要ですし、自分自身も緊張しないような対策が必要です。プレゼンで聴衆を惹き付けるちょっとしたコツを以下に紹介して行きます。
スクリーンの位置によって指し棒を持つ手を変える
プレゼンは何度練習を重ねても、やっぱり本番では緊張してしまいます。スクリーンに映された内容を何度も確認してしまうあまり、スクリーンに身体が向いて喋ってしまう状態に陥りがちです。スクリーンに向かって話しているあなたの声は聴衆には聞き取り辛くなりますし、聴衆の位置によってはあなたとスクリーンが重なり、発表内容がよく見えないということが起こります。
これを回避する為に注意すべき点があります。それは指し棒を持つ手を常にスクリーン側にするということです。スクリーンの左側に立つなら右手に、右側に立つなら左手に指し棒を持ちます。そうすることで、自然と身体は聞き手側に向くので、あなたの話している声もしっかりと聴衆に届けることが出来ます。また、しっかり聞き手側に体を向けることで堂々とした印象を与えますので、あなたのプレゼンも好印象となります。
常に、聴衆の「誰かひとり」の目を見て話す
発表に慣れていないと、発表中にどこを見たらよいのか迷ってしまい、目が泳いでいる状態になりがちです。よく発表中の視線はZ字にそって動かすと言われますが、これって結構難しいんです。
実は、もっと簡単に目線を定める方法があります。それは「誰かひとりの目を見て話すこと」。数秒ごとに見る対象を切り替えれば、十分に視線は行き渡ります。これを実践すると、不思議なもので、実際に見ている対象の人だけでなく、その周りにいる人全員が「あっ、発表者が自分を見てる」と思ってくれるのです。
発表のコツを掴めば、あとは想いを込めて話すだけ
如何でしたでしょうか? ちょっとしたコツを実践するだけで、あなたのプレゼンは聞き手にとって聞きやすいものとなります。あとは、あなたの想いを乗せて話すだけです。研究にかけるあなたの想いは、きっと伝わるでしょう。