連載 西村尚子の生命科学探訪⑲
安価な液体のりの成分で、骨髄幹細胞の大量培養が可能に!
9月の連休に、とある場所で「固めるハーバリウム」のワークショップに参加しました。ハーバリウムという名称、はじめて知ったのですが、平たく言うと「ドライフラワーやビーズをレイアウトして、透明な合成樹脂の中…
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9月の連休に、とある場所で「固めるハーバリウム」のワークショップに参加しました。ハーバリウムという名称、はじめて知ったのですが、平たく言うと「ドライフラワーやビーズをレイアウトして、透明な合成樹脂の中…
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「つかず離れずの、適度な距離感」は、複雑な現代社会で円滑な人間関係を営むための秘訣といえますが、体を構成する細胞にとっても死活問題です。ヒトでは数百種、30兆個に及ぶとされる細胞は、互いに物質や情報を…
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梅雨寒が続いて冷夏なのかと思いきや、一転して、猛暑がやってきました。日本列島への太平洋高気圧の張り出しを阻んでいたエルニーニョが、7月中旬に終息したことによるようです。連日、熱中症の注意喚起がされてい…
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はやぶさ2が、地球から約2.4億キロ離れた小惑星リュウグウに再着陸しました。今回は、惑星の地下に眠る石を掘り起こして採取したとのこと。目的は、岩石中から「生命の起源に結びつくような有機物(たとえばアミ…
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八村 塁選手のNBAドラフト1巡目指名が、大きなニュースになりました。八村選手だけでなく、新星のごとく現われるや否や、世界の強豪と渡り合う日本人選手の姿には驚きを禁じ得ません。共通するのは、20歳前後…
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以前のコラムで、「エイズウイルス(HIV)がリンパ球に感染する際にはCCR5という受容体が必要で、この受容体の遺伝子が変異しているためにHIVに感染しない人がいること(参照 骨髄移植でHIV排除、2人…
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時代が令和に変わり、「超」のつく大型連休が終わって約4週間がたちました。今年は「6月病」という言葉をたびたび見聞きします。休みが長かった分、5月病が後ろに倒れるのでしょうか、あるいは長引くのでしょうか…
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前々回、人工細胞についての成果を紹介しましたが(参照 光に反応してATPを合成し、自己のパーツも作り出す人工細胞)、さらに新たな知見がもたらされました。神奈川大学などのチームが、人工細胞が能動的に分裂…
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エイズ(後天性免疫不全症候群)を発症させるエイズウイルス(HIV)は、一度感染したら生涯にわたり完全に排除することはできず、完治もありえないとされています。ところが、例外として一人、完治に至った患者が…
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シュレディンガーやホールデンなど、これまでに多くの科学者が「生命とは何か」という問いに答えようとしましたが、未だに満足できるものはありません。「生命の最小単位」とされる細胞ひとつにさえ、複製、分裂、分…