映画「天間荘の三姉妹」
先日、映画「天間荘の三姉妹」という作品を見させて頂きました。
公式サイトから引用してご紹介させて頂きます・・・。
この作品は 『スカイハイ』『SIDOOH-士道-』『JUMBO MAX』で知られる漫画家・髙橋ツトムさんと、『あずみ』『ゴジラ FINAL WARS』『ルパン三世』などの話題作を手がけ、現在はハリウッドを拠点に活躍する映画監督・北村龍平さんの、お2人の盟友によってこの映画が生み出されました。原作コミックは髙橋さんの筆による単行本4巻分の『天間荘の三姉妹 ースカイハイー』。「人が生きること」についてのヒューマンファンタジーである本作を、アニメーション映画『この世界の片隅に』を大ヒットに導いた真木太郎さんが実写映画としてプロデュースされました。
***一番大切なものは、天と地の間にありました。***
天界と地上の間にある街、三ツ瀬という場所。美しい海を見下ろす山の上に、老舗旅館「天間荘」があります。切り盛りするのは若女将の天間のぞみ(大島優子)だ。のぞみの妹・かなえ(門脇麦)はイルカのトレーナー。ふたりの母親にして大女将の恵子(寺島しのぶ)は逃げた父親をいまだに恨んでいる。
ある日、小川たまえ(のん)という少女が謎の女性・イズコ(柴咲コウ)に連れられて天間荘にやってきた。たまえはのぞみとかなえの腹違いの妹で、現世では天涯孤独の身。交通事故にあい、臨死状態に陥ったのだった。
イズコはたまえに言う。「天間荘で魂の疲れを癒して、肉体に戻るか、そのまま天界へ旅立つのか決めたらいいわ」。しかし、たまえは天間荘に客として泊まるのではなく、働かせてほしいと申し出る。そもそも三ツ瀬とは何なのか? 天間荘の真の役割とは?
以下、下記 映画「天間荘の三姉妹」公式サイトから抜粋させて頂きました。
https://www.tenmasou.com/
原作と出会ってから8年という長い旅路の果てに、とても特別で大切な作品が完成しました。 この映画に込められたメッセージが、混沌としたこの世界に、温かく力強いエネルギーを与えることができると信じています。 監督 北村龍平
この映画のテーマはとても身近なものです。
いつもは意識しないけれど
振り返ると誰にでもあるんです。 プロデューサー 真木太郎
日本人が美しい日本を想い
紡ぎ出した作品です! 原作者 髙橋ツトム
『天間荘の三姉妹』は、希望を探すのではなく、
あなた自身が希望だと気づく物語。
それを証明した映画です。 脚本 嶋田うれ葉
***10月29日(土) 会場 新宿バルト9 スクリーン9 舞台挨拶より***
登壇 のん、門脇麦、山谷花純、三田佳子、永瀬正敏、寺島しのぶ、北村龍平監督
老舗旅館「天間荘」にやってくる天真爛漫な少女・小川たまえ役ののんが「今日こうやって上映することができ、皆さんに観ていただけて、嬉しい気持ちでいっぱい」と喜びを明かし、たまえの腹違いの姉で三姉妹の次女・天間かなえを演じた門脇は「ずっと家族の物語をやってみたかったので、毎日幸せな現場でした」と笑顔を見せた。劇中でのんと門脇は、イルカトレーナーにチャレンジ。門脇から「映画の中で俳優が2人もイルカに乗った作品って世界にあるのかな。のんちゃんと、ギネスブックに載ったらいいねと話をした」と微笑ましいエピソードを明かした。
そして、本日は参加できなかった、天間荘の若女将で三姉妹の長女・のぞみ役の大島優子からビデオメッセージが到着。本作を通して「思いを馳せることで、大切な人とのつながりを感じられる、時空を超えた時間が自分の中に存在することを改めて実感した」と魅力をアピール。「足を止めて、思いを馳せる時間を作るのは難しいけれど、そういう時間ってとても美しくて、人とのつながりを感じて心がポッと温かくなる。この映画をきっかけに、そんな時間を皆さんもつくってみてほしい」と呼びかけた。妹役ののんと門脇に対しては、「本当に自分がお姉ちゃんになったかのよう。2人が頑張っている姿が全国の皆さんに届くのがすごく誇らしくて、嬉しい」と賛辞を贈った。
のんは「大島さんは撮影期間中、現場近くの美味しいご飯屋さんを猛烈に探していた。私が評価4.8のパン屋さんを見つけて報告したら、「幻なんじゃないの」とツッコまれて(笑)。それがすごく嬉しかった」本当の姉妹のような関係性が伺えるエピソードを披露。実生活では長女のため、なかなか人に甘えられない性格だという門脇も、「優子さんには自然と甘えられた」と明かしつつ「それぞれタイプの違う3人だけど、それぞれが好きなことをやっているのも楽しいし、一緒におしゃべりをしているのも楽しい。本当に姉妹のようだった」と笑顔を見せた。
天間荘の大女将で、のぞみとかなえの母・天間恵子を演じた寺島と、三姉妹の父親・小川清志を演じた永瀬は、本作で二度目の夫婦役。永瀬は自らの役について「ふがいない父親」と紹介していたが、劇中でそんな永瀬に殴ったり、馬乗りになったりバイオレントなことを仕掛けた寺島。シーンが終わるごとに「次こそはいい関係の夫婦役で会いましょう」と毎度話しているという。永瀬も「その通り。」としみじみ賛同し、笑いを誘った。
続いて、三姉妹と恵子が朝食にオムレツを食べるシーンの話題へ。寺島・大島・門脇が端から食べ始めるのに対し、打ち合わせもしていないのにのんだけが真ん中から食べ始めるのを見たときに、寺島は「この映画の関係性ができた」と思ったという。もともとこのシーンは北村監督にとっても思い入れがあるシーン。最初は淡々と食事をするだけだったが、監督が「ごめんなさい」のセリフを追加したという。北村監督は、「四人がとてもいい形で演じてくれました。一番好きなシーンの一つになりました」と語った。
「天間荘」のワケあり宿泊客を演じた山谷と三田。三田が山谷をビンタするシーンでは、北村監督からの「極道の妻でやってください」というリクエストを受け、思いっきり演じたという。三田は「痛かったよね」と労いつつ、「思い切り叩いたことでいいシーンになった」と回顧。三田から強烈なビンタを浴びた山谷は「まさかテストから全力だと思わず、頭が真っ白になった」と心境を明かしつつ、「私ぐらいの年齢の役者にも真正面から向かってくださる先輩の姿勢にはたぎるものがあった」と偉大なる大先輩との演技合戦で得たものがあった様子。
劇中に登場するアイテム「走馬灯」にちなみ、人生の最期に思い出したい出来事を聞かれると、のんは「最近行ったブルーノ・マーズのライブを思い出したい。最高に楽しくて、エネルギーをチャージできた」と興奮気味に回答。門脇は「家族とご飯を食べている何気ないシーンを思い出すと思う」と回答。それぞれが思い思いの回答を見せる中、永瀬は「今日のこの光景を思い出すと思う。そういうことにしておいてください(笑)。」とちゃっかり回答し、一同を笑わせた。
最後に、のんが改めて作品の魅力をアピール。「初めて原作を読んだとき、亡くなった側からの視点で語られる物語に驚いた。震災というシビアな題材を、ファンタジーに落とし込んで届ける方法があったのかと思った。残された人が亡くなった方を思っているのと同時に、もしかしたら向こうも思い返してくれているのかもしれない、その希望に触れていただけたらすごく嬉しい」と熱く締めくくり、舞台挨拶は幕を閉じた。
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久々に心に響く映画でした。
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