徹底的に相手に寄り添って、心の底を見つめていく
9月13日放送の『空き家が毎年60万戸増える時代に、理想の我が家を手に入れる。中古住宅革命の全貌!』の回、ご覧になられましたか?
人口減少などの影響で、全国には約1,000万戸の空き家があり、衝撃的だったのは、これからも毎年60万戸増えてゆくという時代になっているらしい…。そんな中、中古住宅の新たな住み方が話題になっており、その中心となっているのが今回の主役【リノベる】という会社。
映された住まいは、築20年以上と年季の入ったマンションなのに、中をのぞくと、外観からは想像できないくらいおしゃれで新しい室内。実は、リノベーションして丸ごと中身を作りかえ、しかも、住む人の暮らしに合わせた間取りにされています。そんな部屋を見学する人は、またリノベーションをして、古い家でも嫌がらず移り住んでいくというのです。
表面だけ取り繕うリフォームではなく、丸ごと作り変えてしまうリノベーションを手掛けたのは…空き室問題を解決する山下智弘社長44歳。今回も若い社長さんでした。リノベーション専門の会社「リノベる」は、社員194人、平均年齢29歳、立ち上げから8年の若い会社。扱う物件は、8割が築20年以上というのだから、その専門性も分かりやすい。
…とはいえ、古い家には長年の痛みも蓄積され、問題も出てくるはず。そんな心配も払拭するかのように、「リノベる」では、物件探しからサポートしているのです。徹底的に買い手に寄り添い、「どんな暮らしにしたいのか」「どんな間取りにしたいのか」…質問をしながら『何故そうしたいのか』という『心の底』を探っていき、買い手と一緒にリノベーションを手掛けていくのです。従来は、不動産会社、設計会社、工務店、住宅ローンは金融機関と客側がバラバラにアクセスしなければならなかったところを、リノベーションを専業としたワンストップサービスで提供している「リノベる」。
社長の山下さんは、かつてゼネコンで「地上げ」担当していたそうです。立ち退く人はお金や新しい家が手に入り、街は新しくキレイになる。「こんな良い仕事はない」と信じていたんだとか。そんな時に出会ったのが一人のお婆ちゃん。「お父さんとの思い出の家を売りたくない」と立ち退きを拒否していたそうですが、山下は粘り強く交渉し、説得に成功。
ところが、新しいマンションの前で山下に一言…「私はあなたに人生を奪われた」と話して涙を流したんだそうです。これは流石にショックですよね。新築物件を作ることが、皆を幸せにするとは限らない…打ちのめされた山下さんは、その後ゼネコンを辞め、海外を放浪し、そこで、「古い住宅でも、自分なりに楽しんで改修し長く暮らす文化」を知って…それが、起業の原点となったんだそうです。
従来、中古住宅は買い手が付きにくいものでした。日本建築は素晴らしいと言いながらも、10年も経つと資産価値が殆どなくなってしまう日本の中古住宅。リノベーションに限らず、リフォームも含めて、古い住宅を社会資産として活かす時代になっていかないと、日本人の心とも言われる、【勿体ない】の精神が薄らぐばかりでなく、不審火や不審者の侵入など危険も増すばかりです。中古住宅も活かされるよう、社会のバックアップも、より手厚くなっていくと、若い方でも、もっと積極的に手が出せるようになっていくのでしょうね。
ところで我が家の下宿生活をおくる大学4年生。本人の希望で【ぼろアパート】でも良ければという事で、月3万円程度のアパートに住ませていますが、夏はカビが繁殖し、冬は外気の攻撃が半端ないようで、アパートの大家さんもリノベーションしてくれると良いのですが…そうすると資産価値が上がって、家賃が上がって、出なくてはならなくなる…という展開が見えてくるので…なんとも悩ましいところです・・・
さてさて、前回ブログの暗号回答です。
【はあぎつるきのはなのきなつつせに】を4文字ずつ縦に並べ替えて
左から縦に読んでいくと、【はるなつあきのつぎのきせつはなに】となって、
つまり、【春夏秋の次の季節は何】という事なので質問の答えは、『冬』
これを小文字の英語に直すと…パスワードはwinter が答えでした。
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