太鼓橋の意味を知る、エレガントなスカーフを操るフランス女性
1月21日放送のワタシが日本に住む理由【スカーフの講師から料理教室まで大忙しフランス女性】の回、ご覧になられましたか? 美食の街フランス・リヨン出身のナタリー・ベルジュロンさんが今回の主役でしたが、いつもの様に面白く、また、参考になるお話も沢山聞く事が出来ました。
日本の電話帳を片手にホームステイ先を探して初来日したという行動力に、最初から驚かされましたが、世界的ブランドのエルメスを退職後、日本でスカーフの講師、フランス語の講師やフランス料理教室まで開いてしまう【超キャリアウーマン】でありながらも、とてもエレガントな女性でした。エレガントという言葉・・・久しぶりに使う言葉です・・・
「日本は一人暮らしに優しい国」・・・「えっ? どこが?」と思いましたが、「小分けの袋」「飲みきりの缶」「小分けされたおつまみ(かきぴー)」や「レストランのカウンター席」など、これまでそこまで考えた事もありませんでしたが、言われて見ればその通り。思えば小分けは、1人暮らしのお年寄りにも優しい国と、改めて実感させて頂きました。
また、ジャン=ポール・ベルモンドとアラン・ドロンというフランス映画界きってのスターが初めて共演を果たした名作「ボルサリーノ」にしても、アランドロン自身の声と吹き替えの声が違い過ぎて、映画を観ていると笑いが止まらなくなって最後まで観られないと・・・。確かに比較するとそうなのですが、笑いが止まらなくなるナタリーさん…そんなナタリーさんが面白くて、また、魅力的でもありました。
番組の中ではナタリーさんが【太鼓橋】についても話されていました。それが「虹の橋」で「地上と天上を結ぶ架け橋だった」と話されていたので、今回は、その事にも少し触れておきますね。
いわゆる太鼓橋(反り橋)は、豊臣秀吉の側室の淀君が慶長年間に住吉大社に奉納したものと言われています。豊臣秀吉という説もありますが、いずれにしても「豊臣家」というわけです。横から見ると橋が大きく曲線を描いていてこれが「虹」を表しているとされます。虹は天界と地を結ぶ「橋」とされていることから、ナタリーさんの説明に至るという訳ですよね。
「太鼓橋」と言うと、私は故郷に近い岩国の錦帯橋を思い出してしまいますが、皆さんは、どんなイメージなんでしょうかねぇ…。「錦帯橋」は、本当に世界的にも珍しい唯一の橋ですので、是非、一度渡ってもらいたいものです。
ナタリーさんは、ご自身のサイトでこんなホームページ(色々な才能が見受けられるサイト)も運営されているので、ご興味がおありの方は、訪問されては如何でしょうか。番組最後、いつもの「日本人に対して物申す」のコーナーでは「社交辞令は失礼かな?」なんて事を言われていました。その気もないのにって・・・確かに痛いところです・・・。
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