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人命より経済、中小企業より株価(大企業)

ご無沙汰しております。随分とまた間が空いてしまいましたが、この間、新型コロナの感染拡大に見舞われた企業の多くには、多大なるダメージが生じております。それだけに書きたい事や言いたい事が多すぎて、今日に至ってしまったという感じです。今日は特に長くなるかと・・・

これまでの安倍政権の対応・・・ガッカリするばかりです。一部の感染下における軽はずみな動き・・・残念な限りです。また批判かと目を背けないでください。ここまでで感じる事。それは【安倍政権は人命より経済を重視、中小は実質見殺し】という事。また政治家の殆どは身を削らずに自分たちは高みの見物…と見えてしまうほどの考えのない発言・・・

弊社は、働き方改革への取り組みとして、フレックスタイムの導入や在宅勤務の対応を昨年のうちに済ませていたので、今回の自粛要請にも一早く対応が出来ましたが、業務を完全に停止する事は、やはり企業を存続させて行く為には不可能です。
在宅勤務中心であることもあって、コロナに関する報道も多数見られる展開となって、知識や状況もかなり身についてきました。

最初の頃から、専門家たちはこのままでは「オーバーシュートを起こす」「医療崩壊に繋がる」と訴えてきたにも拘らず着々とそれに近づき、既に手遅れになりつつあります。中小企業に対しても「休業補償」をしなければ倒産してしまい自殺者が出てしまう可能性も高いと言っているのに、未だに「補償は出来ない」という姿勢がハッキリ見えています。

騒ぎが始まった頃、某政治家たちは「自分たちの資金集めにお構いなしのパーティー」を開いていました。また世界的な株価の急落が続くと、日銀は5000億円の資金を市場に供給しています。某総理大臣の奥方に至っても酷いものですが、それさえ身内なら精一杯カバーする某某某…。

現金給付を受けられるのは国民の2割程度の人。休業補償はしないけれど自粛要請。休業要請されない店だって、人の外出が抑えられれば、営業していても赤字のお店ばかり・・・。売上が大きく減っていて瀕死の状態の中小企業に対しても「融資しますよ!」「200万円出しますよ」って・・・、瀕死の店舗の多くは自転車操業が多く、借金するという事が、一時的な延命に過ぎない事が分かっていない。200万円じゃ、社員40人だとしたら、1人5万円の寸志を配って終わり。

医療崩壊は既に起きています。近所の内科の入り口には「発熱している方や体調の悪い方はお断り」と書かれていたり、外来その物を受け付けなくなり始めています。最前線では感染しない為の防護服や医療用マスクも不足していて、本来使い捨ての物を使いまわさなくてはならなくなっています。そんな中政府から届けられた感染医療従事者へのマスクは、「こんなものを使っていたら感染してしまう!」と倉持仁先生が激怒する対象外のもの・・・。1世帯2枚ずつ配布されたガーゼのマスクも感染防止には全く役に立たないとWHOが言っているもの。そんな物に460億? 

こんな状況下にあるというのに、政府は専門家の判断を軽視し、そんな事も分からずに税金の無駄遣いをしているかと思うと情けなくなります。真摯に向き合っている気がしないのは残念です。何より人の命や、それを守ろうとしている人たちに対してくらい、確かな支援ができないものでしょうか・・・

【「8割」の行動を抑えられれば新型コロナウィルスに勝てる】と発表がありました。すると【6割でも効果があるけれど8割と言えば、それぐらいの効果があるだろうと思って8割を訴えた】という話が出てきてしまう。実際の行動はその後も3割程度の抑制だけ。電車が怖いから車で出勤したという人たちが帰宅途中にゴルフ練習場に殺到。「休業してしまうかもしれないから、その前にやっておこうと思って」…と。危機感が足りない・・・。これだけ多くの命が失われているというのに何故自分の事として考えられないのでしょうか。

苦しいのは一部の人ではありません。大勢の人たち、多くの企業が日を追うごとに厳しい状況に追い込まれています。国や自治体が頼りにならない状況下で、そんなものを頼りにし続けるよりも、私たちの力で乗り越える事を一人一人が実行していかなくてはなりません。日本人の「思いやり」「まじめさ」がフルに試される良い機会です。

沈黙の肺炎と呼ばれる新型コロナウィルスは、自分自身が自覚のない感染者である可能性を否定できません。検査してもらえない状況が続いていると、悪意がなくても、自分が動く事で大切な人の命を奪ってしまうかもしれません。将来を託されるはずの幼子の命を奪ってしまうかもしれません。

人は弱いもので、何か理由を付けられれば許されると思って、抑制されていても破る事が出来ます。命に係わる理由でなければ、命を奪いかねない行動は避けるべきです。一人一人が行動を控え、やりたい事があっても、それが人との接触を生むことであれば、命に代えられる物かどうかの判断をしてください。【自己責任】という言い訳は、成り立たない今回の感染症。責任が取れない行動はくれぐれも控えて下さい。

北大医学部の学生さんたちが、新型コロナウィルスに関する必要な情報を同世代に届けるプロジェクト「No More Corona(ノーモアコロナ)」を立ち上げ、下記のサイトを公開しています。
https://no-more-corona.com/
頼りにならない人たちをあてにするのではなく、私たちにできる事を、訴えられる事を伝えていきたいものです。

こちら姉妹サイトも宜しくお願いします。