NEW ENTRY

最新情報

ブランド品がタグなしで安く、更には1点ものに大変身

7月24日放送のガイアの夜明け【「余った服」で「福」が来る!】の回、見た人はいますか?ファストファッションの台頭などで、様々な服がリーズナブルに買える時代になり、国内の服の供給量は2016年の段階で37億点と、ここ25年ほどで倍増しているとのこと。しかし、その一方で、最終的には処分される「余った服」がたくさん出ているというのが、今回の話のメイン。

そう言えば、うちの大学4年生の息子も、毎週のように衣類を買っているように見えるし、買ったばかりの服を粗末に扱ったり、埋もれて存在すら忘れたりしている物も多数見受けられ…。悲しいかな、買ってあげた服さえ、忘れられている事もあってムムッと来ることも…。

今回は、そんな買い手が付く前に余ってしまった服を、様々な形で世に送り出し、再び「服」としての価値を与えようという動きについて取りあげられていました。「食品ロス」に続き「衣類ロス」ともいうべき問題にスポットが当てられたのです。

アパレルメーカーの頭を悩ませるのが大量の「余った服」。売れ残ったものはもちろん、わずかにホツレているなどの理由ではじかれたものや、更には発注ミスなどで大量に余ってしまったものも…。安売りしてさばく手もありますが、アパレルメーカーが最も恐れるのは「ブランドの価値が崩れてしまうこと」。安い金額で出回れば、定価で買う客が離れてしまうからです。結果、「焼却」「埋め立て」という手段までとる企業もあるとのこと。

そうした服を1円でもいいからお金にしたい・・・そんなアパレル業界の駆け込み寺になっているのが、今回紹介された服の在庫処分業者「ショーイチ」。毎日のように、大量の段ボールに入った「新品」の服が運ばれ、倉庫の中は30万点を超える服で溢れかえっていました。すべてアパレル業者から買い取ったもので、買い取り金額は定価の1割ほど。

ショーイチでは買い取った服のタグを外し、ブランド名が分からないようにして、運営する店舗や自社サイトで販売しているそうですが、年々取扱量は増えているんだとか。私の場合、買った服のタグが首にあたるのが嫌で、いつも買ってすぐ根こそぎ取ってしまうので大歓迎。ちょっとサイトを覗いてみたいと思ったのでありました。

番組ではこの他、「スマセル」というサービスや、倉庫で眠ったままの服を再生して、“1点モノ”の服として販売する流れを紹介していました。前者は、在庫を処分したい企業と、買いたい企業をマッチングするためのフリーマーケットサイトで、服を売りたいというアパレル業者などが150社を超えているそうです。このサイトではただマッチングするだけでなく、販路や販売条件など、「売り手」の要望にあった「買い手」を見つけることが可能なのだとか。面白いことを考えるものです。

一方、後者は、衣料品や雑貨を販売するセレクトショップのビームスのお話。昨年10月に新たに「ビームスクチュール」というブランドを発表。倉庫で眠ったままの服に、1点1点刺繍などの手仕事を加え、新たに“1点モノ”の服として生まれ変わらせるというものでした。結構な価格で売られていましたが、若い女性を中心に人気になっていました。ビームスでは今後も力を入れて行く予定で、更にスポーツウェアで有名な「FILA」とまで手を組むことが決まっていました。

普段なら決して世に出ることなくひっそりと処分されていたはずの服が、ブランドを守りつつ、新しい価値を付けて売られていく。勿体ない精神ここにあり…といった所でしょうか。それにしても、いくら物が溢れ、低価格で買えるようになってきているからといって、年間に百万トンもの服が捨てられるなんて本当に勿体ない話です。

爺臭い話ですが、上の兄弟の御下がりを着せられたり、穴が開いても布を裏からあてがって着続けたりした時代は、どこに行ってしまったのでしょうか。日本らしくない贅沢さ…贅沢が産み出した新たな産業…何か納得できない部分もあるのですがねぇ…。

では、次回のブログパスワード問題…。例題2つを参考に、お答えください。
hqtymnsl➡clothing、xmtjx➡shoes。では、mfyは、何でしょうか。ちなみに、ミッフィーではありませんので…。ヒント?うーむ。これまでにご紹介している暗号方式ですので、分かりやすい例題ですから、例題から紐解いてみてください・・・。

こちら姉妹サイトも宜しくお願いします。