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論文をキレイに見せるコツ~学術的な図画を作るときのコツ~Top10

学会・研究

図表作成論文作成

研究者によって収集されたデータや研究成果は、論文として発表された時点で日の目を見ることになります。論文に画像や図表を入れることは、研究成果を簡潔かつ視覚的な方法で伝えるためには大変有用です。しかし、論文用の画像や図表の作成は手間と時間を要するものであり、特に若手研究者にとっては骨の折れる作業でしょう。学術雑誌(ジャーナル)は固有の投稿規程を設けているので、研究者はそれらの規程を順守し、確実に指定された方法で画像や図表を作成しなければなりません。

ここでは、投稿原稿に掲載する図画を作る際に役立つコツを紹介します。


*本記事はエナゴ学術英語アカデミーの記事に多少の改変を加えたものです

 

  • 各ジャーナルのガイドライン(投稿規程)を確認し、それを順守することで早々に、あるいは自動的に投稿論文がリジェクトされるのを防ぐ
  • ターゲットとする読者の存在を念頭に、論文の内容をわかりやすく伝えるための独自の画像/図表を作成する
  • Adobeイラストレーター、ImageJ、ImageMagick(イメージマジック)、GIMP(ギンプ)、Inkscape(インクスケープ)といった画像作成・編集ソフトウェアを活用し、質の高い画像を作成する
  • 模式図や写真、グラフなど、見せたいデータに最も適した手法を選び、それを使って提示する
  • 図表に記した詳細情報が文中の関連する記載と合致しているかを確認する
  • 画像データ化した際に、見逃した部分やおかしな箇所がないかを印刷して確かめる
  • 画像の解像度は少なくとも300dpi(dots per inch、1インチの幅の中にどれだけのデジタルデータのドットを表現できるかを表した数字)とし、推奨されている形式(TIFF、PNG、JPEG、GIFなど)に従って保存する
  • 部分的な削除あるいは、データの改ざんといった倫理に反する画像処理を行わない
  • 色を効果的に使い、特にグラフにおいては重要な部分を色によって目立たせる
  • 画像や図表を説明するための適切なキャプション(表題)を付ける

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